建築学会大会に行ってきた。

学会で印象に残ったものの1つが、ある学校の学生によるプレゼン。
学会でたくさんのプレゼンを見たけど、中でも際立っていたプレゼンが1つあった。聞こえない人にも非常にわかりやすいし、その場にいた誰もがそのプレゼンの虜になっていたように思う。

聞こえない人にわかるプレゼンとは、どういうものなのだろうか。

例えば、ちびまる子ちゃん、サザエさんとかドラえもんの3つのテレビアニメを音声なし・字幕なしで見比べてみる。ちびまる子ちゃんやサザエさんでは、音声なしなのだから何を言っているのかわからないし、映像そのものを見ても内容がわからない。これと同じようなプレゼンでは当然、聞こえない人にはわからない。プレゼンのプロも、聞こえない人に言わせてみれば彼らも同様なプレゼンをすることが多い。

だけど、ドラえもんではわかりやすいシーンが毎回必ずある。それは、ドラえもんがポケットからアイテムを出したときからそのアイテムを使うまでのシーン。これは音声なしでも誰でも十分に理解できる。まずアイテムが出たのを見て、「これ何だろう?」と思ってると、ドラえもんがそれを使ってみせる。その効果がはっきりと映像に出てくるので、「なるほど!こういうアイテムなのか!」と思う。僕はテレビアニメが好きではなかったのだが、ドラえもんのこのシーンだけはわかりやすいので好きだった。

ドラえもんのような感じでプレゼンをしていけば、聞き手が聾者でも聴者でも十分に理解できるはずだ。学会で印象に残ったプレゼンはまさにそれだった。ちなみに、そのプレゼンは文章がほとんどなく、絵の動きと単語しか表示されていなかった。ドラえもんのアイテムを出すシーンでも、アイテム名(単語)が必ず出ていることをお忘れなく…。