聾者と避難の関係は重要な問題の1つと僕は考えている。
そこで、とある地下街で「避難」について調査した。

一般に出口が多い場合、出口を示せるよう避難サインが乱立する。
しかも、地下街(一般的な)では、位置把握がしにくい。
人間は非常時にこのサインを探し出し、それを手掛かりに逃げようとするのには間違いない。
そこで、この地下街で、”逃げて”みた。そうすると、もとの場所に戻ってしまうことがある。
みなさんもぜひ、未知の広い地下街などでためしてみてはどうだろうか。
未知というのは、その空間を知らないほど、元に戻る可能性が高くなるから。

聾者は、視覚的に空間を把握していることが多い。
避難サインをもとに空間を把握し、そこに逃げていく。
でも、元に戻る可能性がある。これではまずいんじゃないか。

こちらに行くと外に出られますよというサイン性を持った「空間」を考えていかなきゃいけない。
今までは、「空間」ではなく、「看板」で示されてきた。「空間」というマクロ視点が足らない。
聾者の1人として、これを提言していきたい。