ウィークエンドハウス 設計者:西沢立衛

最近よく耳にするようになったSANAAの西沢立衛。彼のウィークエンドハウスは、一見ワンルームのようでありながら、ガラスや反射する天井などが外部を写していることで、視覚的にも分節された空間ができる。

こんな話がある。聾者と聴者の2人組がある道を歩いているときに、聾者は聴者に「後ろに人がおるなぁ」と話した。友人は後ろを確認してみて、ビックリした。なぜなら、聾者は後ろを見てなかったはずなのに、言い当てたのだから。なぜわかったのかと言うと、反射するものに写っていたのを聾者は感知していたわけです。
ウソのような話だけど、それが当たり前のようにできる聾者はいる。聾者は空間全体を把握してるようでありながら、実は反射したものを見ることで把握しているというのも確かです。

反射を使うことでも聾者の住宅が多彩になることを、ウィークエンドハウスは教えてくれています。