当サイトは、聾者をキーワードにしたブログだけど、ユニバーサルデザインについてはあえて避けていた。しかし、プロポーザルコンペの入賞案では必ず、「ユニバーサルデザイン」というキーワードが強調されていることに気付き、今回ちゃんとユニバーサルデザインについて話そうと思った。

当然ながら、僕はユニバーサルデザインを勉強している。だけども、僕はユニバーサルデザインができるかというと、ユニバーサルデザインの思想は理解できても、実践は結構難しい。
巷でいうユニバーサルデザイン、例えば、大手会社などがアピールしているユニバーサルデザインは、実は間違ったものだ。実例としては、最新のエレベーターには、必ず車椅子マークのついた操作盤がある。メーカーはそれをユニバーサルデザインだとアピールしている。本来、ユニバーサルデザインというのは、障害者のためではなく、みんなのためのデザインのことをいう。だから、車椅子マークをつけた時点で、それはもうユニバーサルデザインではない。車椅子利用者のためのデザインだ。もしも、車椅子マークがなければ、子供も使える。それがユニバーサルデザインだ。
ユニバーサルデザインは、みんなのためのデザインであるゆえに、本当は非常に難しいデザイン手法だと思う。

みんなも同様ではないかと思う。だから、そう簡単にユニバーサルデザインとアピールするのはいかがなものか。ぜひともしっかりと再考していって欲しい。
(誤解のないように言うが、ユニバーサルデザインは必要だ。)

ただ、僕は聾者のことを理解できるし、聾者に限定したデザイン、あるいは聾者の視点からのデザインをすることはできる。だから、当サイトでは、ユニバーサルデザインに関しては述べることはあまりないけども、聾者に関するデザインは今後も述べていく。そして、ユニバーサルデザインができるよう努力していきたい。