sukoyaka.jpg 「住宅改造ポイント集<聴覚障がい編>」
発行:北九州市建築都市局住宅計画課
企画編集:NPO法人北九州市すこやか住宅推進協議会

この冊子の作成に協力しました。
1)聴覚障がいとは何か、2)住宅の各部の改造ポイント、3)実際の住宅事例(8件) が載っています。

個人的な欲を言えば、住宅事例をもっと増やしたかったなと思ってますが、大人の事情(?)で無理でした。でも、このような冊子は今までになかったと思います。

当ブログで書いてきたことが写真やたくさんのイラストではっきりとわかるようになってます。



【過去記事をランダム表示しており、時代遅れの記事が出ることがあります。】

難波和彦+界工作舎の箱の家シリーズは、現時点で108まであるようだ。箱の家といえば、一室空間、高性能、コストパフォーマンスや立体最小限住居などで知られる。今回は、「空間構成の標準化」に注目した。箱の家では「空間構成の標準化」が追求されているゆえ、生活にこだわりを持つ人には不向きな家だそうだ。「空間構成の標準化」というのは、大雑把に言えば、どの家も同じようなものだと思っていい。(ただし、ハウスメーカーの住宅などとは違う。)

聾者にむけた住宅についても、ある程度「空間構成の標準化」が容易だと考える。例えば、車椅子利用者には、機敏に動ける人もいるし、モーターで動かす人もいるし、押してもらう人もいる。だから、車椅子利用者にむけた住宅は、人それぞれに合わせるのが一番だろう。
聾者の場合は、生活においては情報をどう獲得するかが大きな問題となる。肉体的には重複障害を除けば、一般と変わりない。情報を獲得する方法はある程度絞れてくる。従って、障害者という枠の中でも、聾者にむけた住宅については「空間構成の標準化」が容易となる。クライアント1人1人に合わせるか標準化か、どちらを選ぶかはクライアントや設計者の考え・思想次第だろう。