sukoyaka.jpg 「住宅改造ポイント集<聴覚障がい編>」
発行:北九州市建築都市局住宅計画課
企画編集:NPO法人北九州市すこやか住宅推進協議会

この冊子の作成に協力しました。
1)聴覚障がいとは何か、2)住宅の各部の改造ポイント、3)実際の住宅事例(8件) が載っています。

個人的な欲を言えば、住宅事例をもっと増やしたかったなと思ってますが、大人の事情(?)で無理でした。でも、このような冊子は今までになかったと思います。

当ブログで書いてきたことが写真やたくさんのイラストではっきりとわかるようになってます。



【過去記事をランダム表示しており、時代遅れの記事が出ることがあります。】

Ennis-Brown House 設計者:Frank Lloyd Wright

聾者の住宅で、どうしても一室空間がいいというときに、空間の面白みを増やすものの1つとして「段差」がある。
これ1つをとっても、結構重要であったりする。なぜか。

聾者は視覚に頼るため、人の動きがどう視界に入るかを考えなきゃいけない。
あからさまに視界に入るのも不快であろうし、全く人気がないのも不快になることがある。

写真はリビングルームを通路から目線の高さで撮影したものだ。ということは、リビングルームと通路には段差が設けられているのがわかる。通路を歩いているときは、人の動きにそれほど敏感ではない。一方で、リビングルームは落ち着くところなので、人の動きによっては不快になりうる。この関係を考えてみると、通路からハッキリとリビングルームが見えながらも、リビングルームからは通路に立つ人がちらっとしか見えないため、お互いにちょうどいい感じに視界の中に人が入っている。
視界、行動と段差の関係がうまく扱われていますね。

程よい感じになるときの高さなどの数値的条件はどれだけかということだが、基本的には気配を感じる程度であれば十分であろう。