sukoyaka.jpg 「住宅改造ポイント集<聴覚障がい編>」
発行:北九州市建築都市局住宅計画課
企画編集:NPO法人北九州市すこやか住宅推進協議会

この冊子の作成に協力しました。
1)聴覚障がいとは何か、2)住宅の各部の改造ポイント、3)実際の住宅事例(8件) が載っています。

個人的な欲を言えば、住宅事例をもっと増やしたかったなと思ってますが、大人の事情(?)で無理でした。でも、このような冊子は今までになかったと思います。

当ブログで書いてきたことが写真やたくさんのイラストではっきりとわかるようになってます。



【過去記事をランダム表示しており、時代遅れの記事が出ることがあります。】

画像:hhstyle.com

今回は、安藤忠雄設計のhhstyle.com/casaです。
これってホントに安藤忠雄?と思ってしまいました。

建物の外形が凸凹になっており、それがそのまま内部に出ています。で、材質に注目すると、それは光を反射するものですね。他の空間要素を取り上げると、スキップフロア、一体空間やトップライトがあります。これらが噛み合うことで、自然と聾者・難聴者にも合った建築になっていきます。

というのも、トップライトからの光が凸凹とした壁や天井に当っていき、その反射した光は別のあちこちの壁などに向かって反射していく。ここで、上層部での人の動きが光の動きを変化させることになり(わずかな影をつくる)、それを通じて、下層部にいる人は上層部が見えなくとも、あちこちに出てくるであろう反射の変化を感じ取る。つまり気配を感じ取れることになりますね。
もし内部仕上げにもう少し反射性があったら、なおさら気配を感じ取りやすくなっているでしょう。

さらに、スキップフロア・一体空間であることからも視線のつながりができていく。

気配を感じ取りやすく、視線もつながる。そういう聾者・難聴者にむけた空間構成がhhstyle.com/casaにありますね。