sukoyaka.jpg 「住宅改造ポイント集<聴覚障がい編>」
発行:北九州市建築都市局住宅計画課
企画編集:NPO法人北九州市すこやか住宅推進協議会

この冊子の作成に協力しました。
1)聴覚障がいとは何か、2)住宅の各部の改造ポイント、3)実際の住宅事例(8件) が載っています。

個人的な欲を言えば、住宅事例をもっと増やしたかったなと思ってますが、大人の事情(?)で無理でした。でも、このような冊子は今までになかったと思います。

当ブログで書いてきたことが写真やたくさんのイラストではっきりとわかるようになってます。



【過去記事をランダム表示しており、時代遅れの記事が出ることがあります。】

公共の場、例えば役所にカウンターがありますね。
このカウンターの目的は、机上での事務を可能にすることや空間を切り分ける役割を持たせることなどが挙げられます。
カウンター自体は高くはないので、カウンターの向こうにいる人は見えます。
ですが、カウンターの向こうにいる人は自分の仕事に集中していたり、机の向きなどにより、こちらに気付いてくれないことがあります。

このとき聴者は、声を掛けるものだと思います。
聾者はどうでしょうか。うまく話せない人もいれば、音量の調整ができない人もいます。
音量を適当に変えたりしてみて、やっとこちらに気付いてくれることがあります。
でも、本当は聾者にとっては声を出さなくとも気付いて欲しいのが大半でしょう。

カウンターにベルを置けばあっさりと済むでしょうけども、今度は聞こえない人々が職員として作業している場などでのカウンターのあり方などが問題になってきます。

聾者は視覚に頼ります。同時に、聾者自身が動くことによって相手に自分を認知させることも当たり前のように行っています。
聾者にとって最適な空間とは見渡しが良いものだけでなく、相手との接続(コミュニケーションを始めること)ができる空間であることも大事です。
これを考慮して、カウンターや事務机の配置などを考えていきたいものです。